国東半島におけるさいの神
酒井富蔵 著『国東半島におけるさいの神』
,国東半島文化研究所,
1964.
国立国会図書館デジタルコレクション
https://dl.ndl.go.jp/pid/9544971
(参照 2025-06-21)
国東半島における さいの神目次
一 石器時代の性器崇拝
(1) 女性(女性器)崇拝
(2) 男根崇拝
(3) 石棒、石皿と性的象徴
(4) 土偶に見る性器崇拝
(5) 性器をつけた埴輪土偶
二 わが国古代の性器崇拝
(1) 女陰崇拝
(2) 陰毛崇拝、毛髪信仰
(3) 穴崇拝
(4) 男根崇拝
(5) 生殖器を祀ること
三 さいの神とはどんな神様か
(1) 「さい」か「さえ」か
(2) さいの神は幸神ということ
(3) さいの神は猿田彦命ということ
(4) さいの神と山の神
(5) 要するに
四 さいの神はどんな形で残されているか
(1) フアリウスの立石
(2) 石祠、社殿のもの
(3) 自然石に文字を刻したもの
(4) 一石に男女の姿を刻んだもの
(5) 十字を自然石に刻つたもの
(6) 両性器官だけのもの
(7) 樹幹を利用したもの
(8) 卍(まんじ)を刻出したもの
(9) ひょうたんと盃
(10) 自然物をなぞらえる場合
(11) さいの神の神体
(12) さいの神えの供物
五 江戸時代以降まで存続せるわが国の性神
六 さいの神の信仰内容
(1) 降魔の神
(2) 縁結びの神
(3) 恋の神
(4) 懐姙、安産の神
(5) 疾病をなをす神
(6) 幸の神
(7) 時に神罰をあたえる神
七 さいの神に関連する仏神
(1) 大黒天
(2) 地蔵菩薩
(3) 淡島明神
(4) 庖瘡の神
(5) 稲荷神社
八 国東半島におけるさいの神の分布
(1) 東国東郡国見町別宮八幡社陰陽石
(2) 東国東郡武蔵町大田神社
(3) 東国東郡武蔵町糸原海岸の陽石
(4) 東国東郡国東町黒津海岸の陰石
(5) 東国東郡安岐町両子寺の陽石
(6) 西国東郡大田村ちさの木峠のさいの神
(7) 西国東郡大田村永松のさいの神、ほうそうの神
(8) 豊後高田市田染二宮社のさいの神
(9) 豊後高田市田染真木のさいの神
(10) 豊後高田市田染日の鶴のさいの神
(11) 豊後高田市小田原の卍(まんじ)の碑
(12) 豊後高田市佐野さいの神
(13) 豊後高田市玉津の天福神
(14) 豊後高田市玉津の猿田彦大神
豊後高田市田染の猿田彦大神
(15) 豊後高田市稲荷社のさいの神
(16) 豊後高田市田福のさいの神
(17) 豊後高田市野辺善幸寺の陰陽石
(18) 豊後高田市東都甲大力のさいの神
(19) 豊後高田市長岩屋のさいの神
(20) 豊後高田市東都甲のさいの神
(21) 西国東郡真玉町一本松のさいの神
(22) 西国東郡真玉町臼野泊のさいの神
(23) 西国東郡真玉町猪群山の陰陽石
(24) 西国東郡真玉町松ケ平のさいの神
(25) 西国東郡真玉町の淡島明神
(26) 西国東郡香々地町小畑のさいの神
(27) 西国東郡香々地町「さや」の地名とさいの神
九 御田植行事は農耕祈願の性的行事である
一〇 さいの神にまつわる俚言の色々
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