情報天皇に達せず : 細川日記 上巻
細川護貞 著『情報天皇に達せず : 細川日記』上巻,
同光社磯部書房,
1953.
国立国会図書館デジタルコレクション
https://dl.ndl.go.jp/pid/2989388
(参照 2025-05-11)
目次
東條幕府時代
昭和十八年十一月二日―十二月二日/p3
なぜみんな口を閉ざしてゐたか―中野正剛の死―ドイツの敗北は必至―共産主義は注意すべし―米国では短波ラヂオが売れる―武村教授の調査と見透し―矢部教授は政治と外交面から―酒井中将の報告
昭和十八年十二月四日―十二月二十八日/p53
小畑中将の話―ロシヤ通の宮川船夫氏―女性の過労と流産、男性の結核―ヒューバイヤスの天皇批判―見てろ、キット負けるぞ―池田少将の文書
昭和十九年一月三日―二月十八日/p80
ラバウルの放棄と陸海軍の対立―近衞通隆の軍隊生活―東条上等兵―水谷八重子の芝居―人間の智慧は何のためにあるのか―松岡外相対ソ開戦の必要を上奏―車裂きにするもなほ足らず―如何せん飛行機無し―倒閣談議起る―東久迩宮内閣を
敗戰一路
昭和十九年二月十九日―三月十八日/p129
星・錨・顔・闇―東条が望むは道鏡の地位?―近衞公の辞表にみえる東条―政府待合を買切る―ドイツより先にまゐるか―後継内閣の構想と産業奉還―赤を白といへば国民はついてくる
昭和十九年逎月二十七日―五月三日/p158
高松宮と東条との会見―パラオの敗報に海軍動揺―東条とヒットラーは世界の憎まれ者―我空軍は北海道にたゞ百機―テニスの選手が野球をしてゐる―古賀聯合艦隊司令長官戦死―下士官と憲兵、労働者をなぐる
昭和十九年五月七日―六月二十四日/p189
木戸内府、戦況の悲観的なるを漸く知る―中国における日本人の不評―文化人、荻外荘に会談―東条・若槻重臣を怒鳴りつける―食糧事情の窮迫―欧州第二戦線開始―木戸侯、反東条的となる―天皇と皇道派―北九州に敵機来襲―神に念じて連合艦隊の出動―佐野学大本営に来る―連合艦隊敗れたか―東条の顔色この世の人ならず
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