情報天皇に達せず : 細川日記 下巻

細川護貞 著『情報天皇に達せず : 細川日記』下巻,

同光社磯部書房,

1953. 

国立国会図書館デジタルコレクション 

https://dl.ndl.go.jp/pid/2989389

 (参照 2025-05-11)



目次

空襲下の日本

昭和十九年六月二十六日―七月十八日/p245

天皇とスターリンが平和を提唱しては―海軍省内の貼紙「東条・島田を殺せ!」―島田は依然として必勝の信念―東条の暗殺とクーデター計画―天皇東条に不信を洩らさる―東条内閣遂に倒る

昭和十九年七月十九日―十月二十四日/p276

重臣会議と小磯内閣成立―東条留任を主張する―大谷句仏を殺したのも志方憲兵司令―御前会議で戦争継続―警視庁と憲兵割れる―満洲へ行幸?―平泉澄教授と青年将校―抗戦か即時和平か―空母十六、台湾を襲ふ―東条、阿片密売で十六億儲ける

昭和十九年十一月八日―二十年三月十九日/p316

戦艦大和の沈沒―東京空襲ひんぴん―沖縄の軍規紊乱―小磯内閣も無策―天皇は防空壕生活―姥ケ谷の西田幾太郎博士―山本有三・和辻・谷川・安倍・志賀・田中―「内外の状勢は共産革命へ」と上奏―「おまへらのためにかうなつた」と罹災者はいふ

来るものは来た

昭和二十年三月三十日―六月二十一日/p363

師団長は自動車に肉鳥野菜を満載―小磯首相辞表奉呈―鈴木新首相就任―ムッソリーニもヒットラーも死ぬ―ドイツ全面降伏―吉田茂等憲兵につかまる―老幼者と病人は皆殺せ―陛下終戦につき苦慮し給ふ

昭和二十年七月三日―八月十五日/p394

「旧来の観念に捉はるゝな」と勅語―近衞はロシヤに行つてもらふか、との勅諚―英米支三国の対日声明来たる―広島に恐ろしき新型爆弾―空しく待つソ聯からの回答―ソ聯の背信―ボ宣言受諾の用意できあがる

昭和二十年八月十六日―十二月三十一日/p424

東久迩内閣と近衞兵の騷乱―戦後の混乱―重光・梅津・ミゾリー艦上に調印―マックアーサー黒竜会をにらむ―全く此の事実なし―久しぶりの共産党大会―佐々木博士の憲法改正案―社会主義的な動き―近衞公の自決

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