岩波講座日本歴史 第21 (現代 第4)

家永三郎 等編『岩波講座日本歴史』第21 (現代 第4),

岩波書店,

1963. 

国立国会図書館デジタルコレクション 

https://dl.ndl.go.jp/pid/2939731

 (参照 2025-05-18)

目次

戦争と国家独占資本主義 島恭彦/p1

一　時代の概観—戦時国家独占資本主義の発展過程—/p3

二　国家権力と独占資本との融合過程/p9

１　戦略産業をめぐる財閥資本と国家資本との関連/p9

２　金融寡頭制の発展/p18

３　戦時経済統制の機能と機構/p23

三　日本経済の軍事的再編成/p27

１　労働力の戦時動員/p27

２　中小工業の従属化と再編成/p31

３　農業および農村体制の再編成/p34

四　戦争経済の崩壊/p40

第二次世界大戦 荒井信一/p49

一　大戦の起源/p51

二　独ソ戦の開始/p57

三　連合国の形成/p64

四　対ソ経済援助/p70

五　「第二戦線」問題（１）/p74

六　「第二戦線」問題（２）/p80

七　大戦の終結/p87

天皇制ファシズム論 勝部元/p95

一　はじめに—問題の所在と困難、その理論的整理のために—/p97

１　絶対主義について/p101

２　天皇制とツァーリズムについて/p103

３　ファシズムについて/p109

４　革命の二つの型と新しい型の革命/p112

二　近衛新体制の政治過程/p116

１　日本型ファシズムの発展過程/p116

２　斎藤「反軍」演説とその背景/p118

３　近衛新体制の成立と矛盾/p123

４　天皇制ファシズムの統治構造/p132

５　太平洋戦争への道/p136

三　結語にかえて—一九四〇年の総括—/p139

１　絶対主義強化論の立場から/p140

２　天皇制ファシズム論の立場から/p144

むすび/p148

太平洋戦争 藤原彰/p155

一　開戦の原因/p157

１　日中戦争の敗北/p157

２　内乱への恐怖/p164

二　戦争による矛盾の激化/p170

１　総力戦と天皇制/p170

２　戦局の段階と国内体制の変化/p174

３　占領地支配と民族運動/p179

三　敗戦の意義/p181

１　支配層/p181

２　国民/p184

第二次大戦後の日本と世界 井上清/p189

一　「国体」の変革—被占領下の民主改革—/p191

１　降伏・被占領/p191

２　民主改革/p200

３　改革の歴史的意義/p212

二　冷戦・アジア情勢の一変と片面講和/p218

１　人民勢力の高揚と挫折/p218

２　冷戦・中国革命と日本/p225

３　「極東の工場」化と労働戦線の後退/p233

４　朝鮮戦争と片面講和/p244

三　従属帝国主義への途と完全独立・平和民主への途/p256

１　「独立」とその後の最初の政治決戦/p256

２　世界の平和・反帝勢力の発展と日本/p266

３　安保条約をめぐって/p278

むすび/p287

現代史研究解説 犬丸義一/p299

１　研究状況/p301

二　現代史研究の観点と方法—通史的研究をめぐって—/p308

三　個別研究/p319

１　義和団事件から第一次世界大戦まで/p319

２　米騒動から金融恐慌ころまで/p329

３　恐慌から敗戦まで/p336