裁かれるエロス

武智鉄二 著

『裁かれるエロス』

徳間書店

1967. 

国立国会図書館デジタルコレクション 

https://dl.ndl.go.jp/pid/3022768



目次
事件の経過/p4
I芸術 私の芸術と映画「黒い雪」
「黒い雪」と裁判/p9
被告は検察
つけ焼刃でない私の民族主義
私の手はきれいだ
オキュパイド・アーミイ
「黒い雪」は何をどう描いたか/p18
「黒い雪」の構成
「黒い雪」という題名の意味するもの
民族的抵抗精神を表現
イキの手法
ヒューマニズムは奴隷の思想
芸術にさしはさんだシロウトの口ばし
性を通じて描いた思想的図式
地声を裁こうとする検事
社会通念に反する検察
私の芸術とエロティシズム/p37
武智歌舞枝とフロイト
ヌード能の意味
性を描いた前衛劇
キンゼイ報告の成果
映画「白日夢」
民族主義的方法とは何にか
オブジェ論と映画
II愛難 手入れから起訴まで
検察と警察/p51
事前にマークされる
基地ロケーションの妨害
映倫は権力の走狗/p59
映倫パス作品がなぜ押収されたか
検察・警察ペアで試写会に
ボス支配の映倫機構
検事という「人間」/p66
キサマはキチガイダ!
夫婦のセックスはワイセツか
映画における「性」表現
「さわる」ということ
摘発・起訴の映画界の反響/p79
まず受けた攻撃
「シナリオ作協」の錯乱ぶり
映画人の部落意識
作られる世論/p86
検察と歩調をととのえる新聞
いわゆる良識の危険性
みずからの首をしめる新聞
III公判(1) 裁判で明らかにされた私と「黒い雪」
裁判の経過と論点/p97
起訴状及び弁護人冒頭陣述書/p100
私に対する尋問/p109
断絃会運動から「黒い雪」まで
民族主義との出会い
富国強兵と伝統の「なんば」
反米思想
断絃会運動
武智歌舞伎について
演劇から映画へ
「黒い雪」制作まで
映倫審査の過程
「黒い雪」の意味と手法
一般公開まで
猥せつということ
私の主張/p151
訂拠は偽造「黒い雪」
ワイセツとは何か
各国の映倫とわが国の映倫
IV公判(2) 権力を裁く闘い
証言/p171
三島由紀夫証言
大島渚証言
感想証人の証言から
吉田幸三郎証言から
吉川政枝証言と浦松佐美太郎証言から
論告及び弁護人最終弁論/p218
検察へ対する私の論告―被告人陳述より/p242
判決文/p255
「黒い雪」オリジナル・シナリオ/p258
判決のあとに/p281

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