別府と占領軍 : ドキュメント戦後史

佐賀忠男 [著] ほか

『別府と占領軍 : ドキュメント戦後史』

「別府と占領軍」編集委員会

1981.8. 

国立国会図書館デジタルコレクション 

https://dl.ndl.go.jp/pid/9773961




目次
「佐賀さんの芯を見た」 今村昌平
「混沌の世に生きた同期の桜」 小郷穆子
まえがき 佐賀忠男
第一章 長いトンネルを抜けて
別府八月十五日/8
敗戦と別府/17
日本の空/20
街角/21
第二章 天と地と米兵と
日本占領/24
占領軍の地方軍政機構――大分県の場合/30
大分と占領軍/32
武器よさらば/38
神様になった通訳/40
ない袖は振れぬ終戦処理費/43
スキャッピン第七九九号/45
建設業者全員集合/50
囚人も参加した鮎返り堰堤工事/57
なぜキャンプが野口原であったか/59
特別調達庁(S・P・B)/61
P・Dまかり通る/65
(一)空から決められていた接収住宅/65
(二)占領軍調達の根拠/67
(三)接収ホテルの実際/69
接収住宅炎上/95
接収民間人の補償攻勢始まる/96
アメリカ・アメリカ……芸能調達の実際/98
灯りを求める人々―死地に咲いた娯楽の花―/100
捕虜収容所となったグリーン・ハウス/104
第三章 キャンプで働いた人々の記録
キャンプで働いた人々/108
キャンプ内の職場/109
幻の煙突とボイラー/113
虎の尾を借る小羊、日本警備隊/115
その名も高し、別府ランドリー部/116
戦火と血のにおい、ホスピタル/120
天と地と米兵と――日出生台・十文字原/122
声を守りつづけた女達――ドーボイ/124
キャンプ元禄……PX/126
基地の花形……通訳/127
チョビーの冤罪/130
「ユー・サイナラネ」/134
風にそよぐ葦、全駐労スト/136
朝鮮動乱あれこれ/138
R・T・O/142
私の戦後/145
ヤンキー気質と日本男子/147
キャンプ残酷物語――ある労務者の死/151
第四章 新しき夜明け
(一)歩きはじめた学校教育/156
終戦前後/156
新教育旋風/157
歩きはじめた学校教育/160
(二)占領政策と新聞人/161
炎上・大分合同新聞/161
野津原・原町/163
プレス・コード/165
(三)ないないづくしのあの頃/167
肉何貫目……地方自治の発足/171
正直者は死ね!/174
(四)戦災孤児/178
(五)伝統を守りつづけた竹細工師/184
(六)占領政策と戦った役者達/186
第五章 星の流れに
テネシーワルツ/190
性の防波堤/194
パンパンハウス/197
あるパンパンハウス業者の記録/200
いまだから話せる戦後秘話/202
(付)あとがき 小屋豊二/208
少国民の見たパンパンガール/210
赤線と青線/212
江戸の悪代官もどき――性病探索班/215
ゴルゴンの館――県立別府病院/218
愛すべき狼軍団・リンタク悲歌/221
宵越しの金を持たぬポン引氏/223
外国人別府温泉繁昌記/225
第六章 占領軍の犯罪
(一)群狼の街・別府/232
(二)若しあの時歩道橋があったら―二人の幼児の死/235
(三)飛弾事故/237
(四)麦は熟れていた――ある青年の死/238
(五)その他の事故/242
第七章 証言集
米進駐軍キャンプ勤務 木原貞博/250
あの日、あの頃 熊倉重康/259
技術隊スチーム・セクションの思い出 佐藤正映/262
占領軍十九連隊クリーニング工場 野中憲一/265
ある書簡 中村虎吉/267
終戦と教育 安部巌/270
モータープールの思い出あれこれ 小沼定爾/273
山の手界隈 玉田南子/276
別府キャンプ建設の想い出 植木淳之/279
平和句集(抜萃) 高浜虚子他/284
田原千暉句選集 田原千暉/284
キャンプ・チツカマウガ会住所録/286
戦後のあしあと/301
(あとがき) 福田洋/309


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