非常時日本に躍る人々

タイトル

    非常時日本に躍る人々

著者

    国民新聞社政治部 編

出版者

    日東書院

出版年月日

    昭和7

https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1452415

非常時日本に躍る人々 [114]
    標題
    目次
    その悠々、その靜寂、果して何を語る？ 大きな惑星・平沼男/1
    「底知れぬ馬鹿が」生み出す大腹藝、 篏り役の・內田外相/5
    列國も驚倒する海上指揮の鬼才、 猛將・末次海軍中將/10
    哲人政治家の風貌は冴える 安達氏の今後は？/14
    遠く政雲を望み彼は今何を思ふ その昔の杢十字・宇垣總督/18
    迷ふ祖國の彗星日本の改論者 北一輝はまだ起たず/22
    千萬人と雖も行く期待を失はぬ銘刀 憂國の武人・荒木中將/27
    二十年前既にして滿蒙の今日を明察 快漢・駒井總務長官/31
    靑年日本創造へ國研に籠る今信長 名も正剛の中野君/36
    「農民自治」を說いて一躍思想界の王座へ 碑衾の哲人・權藤成卿/41
    政界不安のさ中に滿を持する一怪星 人問・森格は何を企む/49
    急湍に臨む毎に益々冴える舵手の腕 ？の田舍者・柴田翰長/56
    無爲にして非か天下御免の安全瓣 高橋翁よ晩節を飾れ/61
    常に尖端を往く右翼陣營の驍將 國家社會黨の赤松克麿/66
    縱横無蠱の凄腕に次の政變期待さる 和製トロツキー伊澤君/71
    常に若人を集めて永遠の情熱を語る 海軍少將・小林省三郞氏/75
    覇氣と情味とで國軍を擔つて起つ 參謀次長・眞崎甚三郞/80
    算盤から出た堅人が今や政府の震源地 山本內相・健在なりや/85
    議會淨化の立役者新鋭の衆議院議長 知謀の人・秋田淸君/90
    空疎な平和主義と頑强に鬪ふ平和論者 鬼寬治・加藤提督/95
    明倫會々長就任を身命賭して受諾す 薩摩出の硬骨漢・田中國重大將/101
    天馬空を往く才氣我金融界の大御所 興銀總裁・結城豊太郞氏/106
    縁の下の力持でも世界の與論を導く 外務省情報部長 白鳥敏夫氏/111
    農村のS・O・Sに掘出された靑年大臣 官界の寵兒・後藤文夫/117
    嵐に面して起つた平和時代の政治家 民政黨總裁・若槻禮次郞男/124
    筆に、舌に大童な合法左翼の大親分 剛と情の男・麻生久氏/129
    極東の運命を擔ひ秋ぞ躍らん大和男子 壽府の檜舞台に・松岡洋右/133
    搖ぐ旣成政黨界の颱風來を待つ策士 政黨の街地廻り・富田幸次郞/137
    危機に直面せる憲政常道の再建 うでと情味の鈴木喜三郞/142
    太陽道を振り翳し逸る軍部の大目附 憲兵司令官・秦眞次中將/148
    靑年日本を背景に純情の農村政治家 新型の黨人・風見章/153
    議會政治の擁護に身命をも抛つ熱情 民政黨顧問・松田源治氏/158
    暗鬱な政黨界に朗たり「秘密の敵」 直情徑行の山口義一君/164
    桐一葉の民政陣に悲壯・もだん且元 苫鬪また苦鬪の小山松壽/170
    名藏相の名の下に國家を賄ふ名次官 事實上大臣代理・黑田英雄/175
    緊褌一番再起して次代の藏相を覘ふ 蘊蓄に胸を躍らす町田忠治/180
    建設、破壞の兩面を兼ね備へた「呑氣男」 たたの河馬でない久原房之助/185
    國防の重責を擔ふ在郷軍人團の總帥 老骨末だ朽ちぬ鈴木壯六/191
    後世の史家を喜ばす滿洲秘錄の主人公 建國の大ワキ師河本大作/196
    烈々「王道」を說いて革新の先鋒を承る 昭和の「由比正雪」・安岡正篤/203