スパイ戦線 : 狙われている企業の機密
タイトル
スパイ戦線 : 狙われている企業の機密
著者
古谷多津夫 著
出版者
大光社
出版年月日
1966
シリーズ名
サン・ブックス
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3014460
スパイ戦線 : 狙われている企業の機密 [109]
目次
まえがき/p3
プロローグ―世界に渦巻くスパイ・ブーム
音楽放送と共に飛び交う怪電波/p14
53434という乱数が「う」/p16
英国領事館からスパイした日本憲兵/p18
本箱のウラにあった「鍵の鍵」/p22
針の穴から機密をのぞく/p26
シベリヤ鉄道車中の毒殺事件/p29
残忍無常なゲー・ペー・ウーの手口/p33
ソ連スパイにマークされていた糸川博士/p34
大使館のカベに四十個の隠しマイク/p36
これでよいのか「スパイ天国ニツポン」/p40
一 日本の企業スパイ
1 ライバル会社狙う現代の忍者
大口受注契約書を買わないか/p44
日清ラーメン特許騒動に躍る/p48
東大出元課長の企業スパイ事件/p51
印刷工場からネタ仕込む/p54
機密争奪がもっとも激しい自動車業界/p56
狙われた松下電子のダイオード/p59
コマチヘヤーの技術を狙われた/p62
2 正体あらわさず鮮やかに
消えた三菱電機のモーター部品/p67
秋葉原はスパイの穴場/p70
香港製の日本電機製品/p72
喫茶店のムダ話からでもヒント/p74
ヤマサ醤油の新化学調味料を嗅ぎ出す/p78
3 敵を知れば自社独走も夢ではない
銀行が血眼になる預金者名簿/p81
安い値段の粗悪ガソリンばらまく/p85
スパイらしくないスパイが大物/p88
4 辻政信氏を救出したという男
ニセ記者にだまされ発明がフイ/p91
飛行機の操縦まで覚えて救出準備/p94
”こちらO2GUO”のコールサイン/p96
辻氏無事、ホー・チ・ミンと会見/p100
ニ 企業界のスパイ攻防
1 狙うはやすく守るは難かしい
特許防衛担当者おいた東洋レーヨン/p106
経営者はなぜ「孫子の兵法」を読むか/p108
スパイの使い方五つの方法/p110
優秀な調査マンは会社の宝/p115
現代もまかり通る忍法の術/p116
一般社員でもライバル会社は狙え/p120
うっかり取扱われている「社外極秘」/p125
2 知恵と科学のスパイ戦
パンテイに隠したマイクロ・フイルム/p128
科学の粋を集めたスパイ用具/p131
防諜のあの手この手/p135
国も企業体も困難な機密保持/p138
守衛の巡回にはもっと知恵を/p140
カギ穴から室内は丸見え/p142
容易に扱われる書類の保管/p143
社内のルート開発は不平不満分子から/p145
3 獅子身中の虫を発見、利用する方法
社内スパイを泳がせて逆用/p147
機密保全に効果的な赤外線利用/p150
哀れをとどめた女秘書残酷物語/p152
女性はほとんどスパイに不適合/p157
根性を叩き込まれた「陸軍中野学校」/p160
スパイ依頼の料金はいくらかかるか/p162
三 世界の企業スパイ
1 東西両陣営の交わるところで
戦後世界でおこったスパイ事件/p168
小さな交通事故の一つと思われたが/p170
手提カバンから見事に失敬!/p174
電話ダイヤル0は一・八秒かかる/p179
2 資力も規模もケタ外れに大きい
発表前に出たディオールのモード/p182
航空機解体工場も持つアメリカ企業スパイ/p184
日本品不買運動のカゲに/p186
偽装したテストカーも裸同然/p188
重要会議の模様がすっかり録音/p190
世界一流アルミ会社の乗っ取り事件/p193
むすび
すべては愛社精神につながる
日立ぐらいスパイしにくいところはない/p196
秘密管理の徹底したソニー/p201
新しい組織を作った愛知工業/p204
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