政界独言

タイトル

    政界独言

著者

    木村武雄 述

出版者

    土屋書店

出版年月日

    1968


https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2988128



政界独言 [156]
    政界独言 目次
    自序 木村武雄
    (一) 厳粛で滋味溢れる大親分―安達謙蔵
    人間味あふれる生活態度/p23
    心に残る公娼廃止に対する説得/p25
    父の死と県議選出馬の駈引き/p28
    「準備のない選挙権拡大は危険」の至言/p34
    (二) 浜口首相を世に出した―富田幸次郎
    初めて政治の手ほどきを受けた政治家/p39
    小言に拘らない大人物の風格/p41
    軍の抬頭を怖れず政治理念を貫ぬく/p44
    (三) 国を憂え人を愛した孤高の政治家―中野正剛
    〝断十二時〟の遺書を残して/p53
    〝悍馬の傑物〟のきびしい政治姿勢/p57
    「挙国一致」を提唱する東方会/p62
    テレ屋の中野さんの財布の紐の話/p64
    二・二六事件を見て政治の罪だと慟哭/p67
    「乞食はやっても利権はやるな」の一言/p70
    「食い逃げ解散」の選挙に最高点で当選/p72
    東方会と訣別、東亜連盟を創立す/p75
    中野さんの冥福を上海で祈る/p79
    (四) 剛毅果断・武人の典型―坂垣征四郎
    辻政信の語る板垣、東条、山下の人間像/p85
    東亜連盟促進議員集会で憲兵隊に検挙/p89
    満州事変における石原と板垣/p92
    遂に王道楽土の夢破る/p95
    (五) 民族の道標を高く掲げた―石原莞爾
    昭和九年の東北冷害の窮状(農民同盟のとった非常手段)/p103
    石原大佐を練兵場に訪問する(往復は塩釜行きの魚のトラックに便乗)/p105
    連隊長戦死!!担架の名答弁(信念の人、石原大佐の真価をみる)/p109
    天皇機関説にあきたらず(直宮殿下を参謀本部に迎える)/p112
    日本の国防五カ年計画を立案(荒木大将を上等兵と綽名すること)/p116
    スケール大きい石原先生の東亜連盟構想(王道楽土満州国の建設)/p120
    石原・顧維均会談(国共妥協、抗日戦線結成の内情)/p123
    根強くはびこる支那分割統治論(陸軍内部の分裂とかくしつ)/p124
    大悟徹底した石原作戦(上海派兵からついに長期戦へ突入)/p128
    満州移民断の成立事情(越境事件に石原流の読みの深さ)/p134
    関東軍に於ける東条、石原の反目(前代未聞の予備役仰付願の提出)/p139
    石原先生の帰京と十河信二さんの奔走(国防五カ年計画と事変解決の根本方針)/p144
    東亜連盟促進議員連盟の結成(辻、甘粕、福家と満州組の和解を計ること)/p153
    訪支議員団声明書を発表(現地軍の反対から東亜連盟への弾圧始まる)/p160
    連盟の責任者として資金づくりに奔走(予備役編入の石原先生を顧問を迎える)/p163
    石原先生の上海大本営論(レイテ決戦の不可を説き和平交渉を推進すること)/p175
    鶴岡の東亜連盟全国代表者会議(キリストの山上垂訓に比すべき先生の訓戒)/p183
    提示された四つの戦後処理政策((1)国民皆農(2)農工一体(3)都市解体(4)典雅な簡素生活)/p187
    東亜連盟追放に暗躍する共産党(西山に引退持病ついに先生をむしばむ)/p190
    巨星ついに地に墜つ(僧なし花輪なし同志に護られた厳粛な葬儀)/p193
    (六) 政界独自の道を歩いた巨星―三木武吉
    普選運動の花形(若き日の三木武吉と原玉重)/p203
    東亜連盟と三木報知社長(脅しならおれが先輩だと憲兵を一喝)/p209
    翼賛選挙に非推薦で当選(ともに戦時刑事特別法の審議に当る)/p211
    新党準備時代(麻布石橋邸に集まる人々)/p215
    日本自由党発会式(河野一郎幹事長となること)/p218
    追放解除さる(鳩山一郎総理選に立候補)/p222
    自由党に分裂の危期迫る(今太閤広川弘禅を牛耳ること)/p224
    怪物田中清玄の登場(三木・田中会談の舞台裏)/p227
    三木武吉脱党を提唱(吉田内閣不信任案衆議院を通過す)/p230
    新党の全国遊説スタート(突如鳩山一郎自由党に復帰す)/p237
    秘密の一人娘の発見(遊説に連れ歩く三木さんの一面)/p239
    残留した八人の侍(保守大合同安のいきさつ)/p240
    吉田内閣総辞職の署名運動(信念に殉じて自由党に留ること)/p246
    選挙区米沢での反対演説(自己過信からついに木村落選)/p249
    石橋、緒方会談の妥結(策士三木武吉の表門と裏門)/p251
    卓見の小選挙区論(王道大悟の境地で大往生)/p254
    (七) 政界舞台廻しの長老―松野鶴平
    鳩山一郎の自由党創立計画(松野さんと私の政治的接触)/p261
    選挙の神様の指導で選挙準備(楢橋問題にみせた松野さんの肚芸)/p263
    吉田茂の引出しと山崎衆院議長の引退(大局を誤らない見事な舞台廻し)/p266
    鳩山総裁擁立と民主化同盟(松野・三木・鳩山三者会談のこと)/p272
    広川弘禅侍大将反旗を飜す(鳩山自由党始末記)/p275
    鳩自党自由党に復帰す(造船汚職にみせた党人松野鶴平の決断)/p276
    保守合同は爛頭の急務!(石橋・岸の除名と鳩山一派の脱党)/p278
    参議院に松野王国をつくる(係守合同に松野さんのちょっと待て)/p282
    松野、石橋会談始まる(石橋内閣の成立と長老会議のこと)/p286
    党人の典型、松野さん(訃報を外地で聞き遺命を守ること)/p291
    後記/p297

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